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復興まちづくり推進力!ラムズ

渡辺 啓 /宮城県本吉郡南三陸町

渡辺 啓

事業概要

被災地では、継続的に雇用創出が課題であり、観光コンテンツの発見により生み出される雇用がカギになる。また、発見したコンテンツに対応し、新規事業の立ち上げにかかる方にとって、初期の人手不足も深刻。そこで、新規事業立ち上げや、コンテンツの発見を行う手助けをし、物販スペースで手仕事を支援し、代理店の発見販路開拓を行う。
防災研修、被災地研修を通じて被災体験の記憶を伝承し風化を防ぐことで、多くの命を守る。
その研修の場で生まれる交流を通じて、商品開発やコンテンツの発見を行う。人手不足を研修者で代用する。

事業を始めたきっかけ

縁あって、南三陸町民となり、家族6人と仮設住宅に暮らしながら、地域の課題解決に向けて人と人とを繋ぎ、一人でも多くの仲間と共に、復興まちづくりを推進する力になるべく活動しております。  僕等の力の一つ一つは小さく、戸倉のエリアカバーと言っても、広大な被災地のほんの一片に過ぎない微力な点でしかありませんが、小さな点と点を繋いで大きな復興の絵が描けるように、活動したい。

【地域状況】 2012年6月現在、建物損壊率76%、社会インフラである保育園、小学校、中学校、公民館、八百屋等がことごとく流出したまま復旧していない状況。 仮設住宅は町内7か所。町外4か所に住民が点在。小中学生は、隣の地区の小学校を間借りして授業を受けている。 最初に仕事を失ったのは、漁協の女性部。漁業復興事業では、世帯主1名のみ救済。大幅に収入が減り、生活再建費用も掛かることから、車での外出が控えられ、仮設住宅にこもりがちになっている。 地域の観光コンテンツを開発し、女性の働く場を増やすことで、復興の速度が増すことが明らか。 震災で不運にも命を落とした方のためにも、防災教育、被災地研修を通じてこの震災経験を伝承する。

プロフィール

活動履歴:
•元志津川自然の家拠点避難所運営・ボランティアリーダー
•戸倉ボランティアサテライトセンター運営2011.4.26~9.30
•戸倉自治協議会設立・事務局運営
•自然の家仮設自治会設立
•コミュニティサロン「戸倉の小屋っこ」(JUST寄贈)運営
•志津川漁協戸倉支所「青年研究会番屋」(JUST寄贈)建築
•元・戸倉復興支援団共同代表 2012.3.11解散
•在郷の浜の休憩所「遊友の番屋」(東北遊技機商協同組合)
•寺浜「わかめしんぬき小屋」(岡山政経塾3.11PJ)
•河北新報web版 ふらっと弁論部オピのおび 執筆中
•南三陸町復興海産物産展 2011.11.5~11.6長野県伊那市
南三陸町戸倉地区の拠点避難所、志津川自然の家に、緊急災害ボランティアとして入らせて頂き、体育館で避難者と寝食を共にし、避難所ボランティアリーダーとして避難所運営を体験。戸倉地区6カ所の避難所と、後に建設された7カ所の仮設住宅をエリアカバーする支援活動をさせて頂きました。
避難所閉鎖後、戸倉地区7カ所の仮設住宅で構成された戸倉自治協議会を立ち上げ、事務局として現在も活動を継続中。