みちのく起業

主催団体(NPO法人ETIC.)について

新しい事業づくりを通して次世代社会を創り出すことに挑戦する起業家型リーダーを育成・輩出し、社会に新しい生き方・働き方のスタイルを提案する NPO法人。
ベンチャー企業やNPO、大手企業の新規事業部などで、学生が責任のあるポジションにたち、事業の成功に貢献することを目指して取り組む「長期実践型インターンシップ」(97年~)、社会起業家を志す若者の事業プランコンペティション「STYLE」(02年~)、社会事業を立ち上げる若者を支援する「NEC社会起業塾」(02年~)、地域に根付いた若者の挑戦機会を創り出す事業を応援する「チャレンジコミュニティ創成プロジェク ト」(04年~)などを実施。
地域で先駆的な活躍をする32事例を紹介した本「好きなまちで仕事をつくる ~Address the Smile」を制作(05年~)。 10年から11年にかけては、内閣府地域社会雇用創造事業の基金運営団体の一つとして、2年間で125名の起業家支援、約1500名のインターンシップ・人材育成を実施。また、大学や地方自治体などと連携し、起業家型リーダー育成のプログラムをプロデュースしている。現在、年間約500名の大学生を中心とする20代の若者 にプログラムを提供。現在までに200名以上の起業家を輩出している。 06年、「JNBC第1回ニッポン新事業創出大賞・経済産業大臣賞」受賞。
ETIC.公式ウェブサイト

東日本大震災後のETIC.の取り組み

ETIC.では、3月14日から震災復興リーダー支援プロジェクトを立ち上げ、復興に向けた取り組みをおこなうリーダーの支援に取り組んでいます。リーダーのもとに、右腕となる若手人材を最長1年間派遣する「右腕派遣事業」を5月よりスタートし、これまでに80名以上の人材を派遣してきました。
「みちのく起業」は、昨年度より取り組んできた東北でのリーダーや右腕人材とのネットワークを土台に取り組んでいます。



ETIC.の起業支援の実績

1993年創立以来、ETIC.が輩出してきた200名以上の起業家たちは、各界のリーダーとして活躍しています。特に、2002年から開始した社会起業家のスタートアップ期を支えるハンズオン支援プログラムからは、行政・企業・NPOなどのセクター間の垣根を越え、新たなビジネスモデルを通じて社会課題解決を牽引する起業家たちが生まれ続けています。彼らの挑戦のスタイルが次世代の若者たちにとっての生き方、働き方のモデルとなり、その輪は20代30代を中心に、年々力強く広がっています。

●ETIC.のプログラムを通じて輩出された主な起業家(東北での復興支援に取り組む起業家)

  • NPO法人フローレンス (子どものためのインドアパーク事業:福島県郡山市)
  • NPO法人NPOカタリバ (中高校生のための放課後学校:岩手県大槌町・宮城県女川町)
  • ケアプロ株式会社 (避難所でのボランティア向け保健室・簡易健康診断:宮城県内)
  • となりのかいご (仮設住宅での健康セミナーの実施:宮城県内)
  • NPO法人キッズドア (放課後学校を中心としたコミュニティ再生:福島県いわき市)
  • 株式会社マイファーム (復興トマトプロジェクト: 宮城県岩沼市)
  • 株式会社シュアール (遠隔手話サービス: 被災地全域(緊急支援段階))
  • 一般社団法人 Coffret Project (コフレ・プロジェクト) (メイクアップ・キャラバン :宮城県石巻市)
  • NPO法人夢職人 (NPONGO震災ボランティア合同説明会事務局)
  • piece to peace project (在米日本人心理カウンセラーチームの組織化、被災地派遣)
  • K2インターナショナル(K2ハウス石巻による若者支援: 宮城県石巻市)
  • NPO法人Teach for Japan (仙台寺子屋クラブ : 宮城県仙台市)

選定委員一覧

畦地 履正
所属:株式会社四万十ドラマ 

代表取締役社長 昭和39年、高知県高岡郡四万十町出身。高知市内の高知東高校を卒業、地元の通信関連企業に入社。昭和62年に四万十に戻り、十川農協(現高知はた農協)に勤務。平成6年、四万十川流域町村(旧大正町・十和村・西土佐村)の出資により設立された第3セクター『株式会社四万十ドラマ』が1名の常勤職員を全国公募し、その職員として手を上げ採用される。その後、“四万十川に負担をかけないものづくり”をコンセプトに地域と密着した自然循環型企業としての事業展開に従事する。そして平成19年、道の駅『四万十とおわ』の指定管理者として運営が始まる。同年、代表取締役に就任し現在に至る。

石川 治江
所属:NPO法人ケアセンターやわらぎ 

代表理事 1947年、東京都にて生れる。福祉の世界に入る以前は、外資系企業の秘書をはじめ、居酒屋、喫茶店、手紬工房などさまざまな職種を経験した。あるとき、車椅子で国鉄に乗車するためには2日前から申請が必要という事実を知り、エレベーター設置運動に取り組み始める。1978年、生活支援ボランティア組織を発足し、1987年には継続して長い間行える在宅ケアの仕組みを構築するべく全国初24時間365日の在宅福祉サービスを提供するケア・センター「やわらぎ」を設立した。99年にNPO法人化、代表理事を務め現在に至る。従来の福祉のコンセプトである「困っている人を助ける福祉」を「当たり前に暮らすための仕組みづくり」へ変革するべく活動をしている。

鈴木 祐司
所属:一般財団法人地域創造基金みやぎ

専務理事 1977年生まれ。小学5年生の時に不登校。不登校の子どもが集まるNPOで育つ。米国公益法人 International Youth Foundation Japan Office、NPO法人 青少年育成支援フォーラム(JIYD) で企業のCSRプログラムとしてNPO等 へ資金提供プログラムを展開。現パナソニック株式会社様、アルカテル・ルーセントテクノロジー社様のCSR事業の企画実施。助成金の取扱い総額は 約1億円。その後、大妻女子大学での非常勤講師、NPO法 人持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J) 事務局をへて2011年4月より仙台入り。つなプロ(被災者をNPOと つないで支える合同プロジェクト)のマッチングマネージャーを経て、復興と復興にとどまらないまちづくりのための資金循環をつくるべく、 財団法人の設立に参画。

田嶋 雅美
所属:株式会社フランチャイズアドバンテージ

代表取締役 経営コンサルタント。1996年にチェーンビジネスの経営コンサルティングを手がけるフランチャイズアドバンテージ(東京都港区)を設立し、小売・外食・サービスなど多数のチェーン本部のチェーンシステム構築をサポートしている。聖徳大学人文学部現代ビジネス学科客員教授、中小企業庁「創業・ベンチャー国民フォーラム」幹事、経済産業省「コミュニティビジネスノウハウ移転事業」委員などを務める。

針生 信夫
所属:株式会社舞台ファーム 

代表取締役 1962年生まれ。仙台市若林区で300年以上にわたって続く農家の15代目。2003年有限会社舞台ファーム(04年に株式会社)を設立。東日本の意欲ある農家のネットワークを作り、コメ、野菜などの農産物の生産、加工、販売や飲食店の運営を行っている。一次産業、二次産業、三次産業を一体化した、いわゆる六次産業化の先頭を走っている。農業再生のために若手の人材育成にも力を入れている。大震災では、自社の農地24ヘクタールが津波の被害を受け、復興に取り組んでいる。

樋口 哲朗
所属:樋口公認会計士事務所

代表者 昭和58年 公認会計士2次試験合格後、大手監査法人入所。その後、ロンドン勤務を経て、平成9年にパートナーに昇進。平成12年に退所。その後、樋口公認会計士事務所設立。また、平成14年から企業会計基準委員会に専門研究員として勤務し、平成21年に退任。平成16年より早稲田大学大学院会計研究科(兼任教員)。上場会社及び中小企業、外資系金融機関等の社外取締役、監査役、会計顧問として従事。その他複数の中小監査法人及び税理士法人のアドバイザーとして従事。

松崎 光弘
株式会社 出藍社

代表取締役 1965年大阪生まれ。太成学院大学経営学部教授、大阪府立青少年会館館長を経て現在 株式会社出藍社代表取締役。場のマネジメントやコミュニティ形成、それらを応用したビジネスデザインなどを手がけている。 http://shutsuransha.co.jp/

毛受 芳高
所属:一般社団法人アスバシ教育基金 

代表理事 1972年、愛知県生まれ。名古屋大学大学院人間情報学研究科修了後、1999年より愛知市民教育ネット(アスクネット)を立ち上げ、2001年にNPO法人化、代表理事に就任。学校と地域の間をつなぐ「教育コーディネーター」の事業を立ち上げ、2005年より経済産業省「地域自立・民間活用型キャリア教育プロジェクト」などで、地域が支援するキャリア教育の先駆者としての実績をつくる。2012年、日本版ソーシャルブリッジを提唱し、「一般社団法人アスバシ教育基金」を設立、代表理事に就任。現在は、キャリア教育に関する政策提言やプログラム作り、講演活動、全国各地の教育NPO支援を行っている。

吉松 徹郎
所属:株式会社アイスタイル

代表取締役兼CEO 東京理科大学基礎工学部 卒業。1996年 4月アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社、1999年 7月同社休職し、アイスタイル設立に参画、1999年11月同社退職し、アイスタイル社長に就任 (現任)、1999年11月ニュービジネス協議会主催第6回ニュービジネスプランコンテスト優秀賞受賞、2002年10月、日経インターネットアワード2002 ビジネス部門 日本経済新聞社賞受賞。2003年9月、社団法人 日本広告主協会 Web広告研究会主催 第1回Webクリエーション・アウォード Web人創業賞受賞、2004年2月、財団法人 社会経済生産性本部主催 平成15年度 創業・ベンチャー国民フォーラム 起業家部門 奨励賞受賞、著書『crmマーケティング戦略[顧客と共に]』(共著)東洋経済新報社発行  『図解でわかる くちコミマーケティング』(共著)日本能率協会マネージメントセンター発行 "