みちのく起業

みちのく起業 一期生メンバー紹介

>>みちのく起業 一期生メンバー紹介に戻る

株式会社ファミリア

高橋 由志郎 /仙台市、多賀城市、名取市(仙台商圏)
【HP】http://fmla.co.jp/
【facebook】 http://www.facebook.com/yoshirow.takahashi.5

高橋 由志郎

事業概要

◇ 三陸の海産資源である牡蠣とホタテの貝類養殖の復興に向けて、これまで産業廃棄物になっていた貝殻を無償提供頂き、乾燥粉砕し有機肥料や土壌改良剤として再利用する。

◇この有機肥料を使う農家と連携し、栽培した野菜と、海産物のパッケージで、顔が見える地元食材として付加価値を上げ、都市部のレストランに売り込む。

◇レストランから出た貝殻も引取り、循環型事業を目指す。

事業を始めたきっかけ

事業ビジョン

◇地元の悲惨な姿を目の当たりにした時、初めてその大切さを痛感した。自分たちが歩んできた道を振り返り、その軽率さに腹が立ち、自分の無力さを痛感した。
◇食べる物を選ぶことができない状況になって、初めて食の大切さを知らされ、今更自分の職業の向かう方向を知らされた。
◇二度とあのような人災は招かないように、またそういった事態になっても、悲しみを最小限にする知恵を持たないとダメだし、子供達にもその知恵をしっかりと伝える義務を背負っていきたい。

◇弊社は6次産業化を推進する事業を行ってきたが、農業を中心であった。今回の震災では、三陸の漁業者が大きな痛手を負った。しかし今だ再興はできていない。こういったことから農業者と漁業者が連携して復興を目指すといった事業は無いのかと模索していた。
◇そんな中、震災前の三陸の海岸に山積みになっていた牡蠣殻の山を思い出した。広島ではこの牡蠣の貝殻は100%有機肥料や土壌改良剤として再利用されているということを知った。東北にはこういった事業は発展しておらず、これこそ、漁業と農業を結びつける事業になるものと確信し、当事業を進めるキッカケとなった。

プロフィール

◇大学卒業後、広告制作会社に約15年勤務、東北のイベント業界の中心に/(株)GIP
◇退社後、家業の内装業を手伝い、「フリーフォームマットおり座」を開発/(株)オリザ
◇商品開発に目覚め、「オーダーブライダルMJQ」を立ち上げる/(株)MJQ
◇150年前の馬小屋を改装し、カンパーニュ専門店「オフルニルデュボワ」をOPEN、1次生産者の所得向上を目的に「マルシェジャポンセンダイ」をプロデュース/(有)バイタルジャパン
◇2010年6月(株)ファミリアを代表の島田昌幸と立上げ、日本で初めての6次産業代理店を立ち上げる。
◇昨年震災から、6次化産業を柱に復興事業を進めている。

【ひとことコメント】
食と食材、家族と生産者を通して、「生きることの大切さ」を子供たちに伝えたい、というのが一番。都市部に住む人と、生産地で暮らす人がもっともっと外に出て、交流を作り、地域の絆をつくるキッカケ創りをしていきたい。事業の採算は、その後から付いてくるものと思っている。