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ディスカバー気仙沼

藤野 里美 /宮城県気仙沼市

藤野 里美

事業概要

「ともづな印」というブランド名を開発、展開。3つの事業を通じて、気仙沼の産品および空間をブランディングする。
「ともづな印」はロイヤリティやライセンスフィーを収益とするビジネスにはしない。

1. ともづな印の食事業(郷土料理にこだわった食堂運営や、都市部における食堂イベントの実施)
2. ともづな印のツアー事業(企画立案から実行まで地元住民によるボトムアップ型の現地ツアー)
3. ともづな印のインターネット事業(ともづな印商品の紹介および、通販事業)

※副次効果:シニア層(有償ボランティア)と若年層(従業員)をマッチングしたチームを作り、運営にあたりたい。
この就労環境において、シニア層の知恵や経験を次世代に伝承するため環境づくりも目指している。

事業を始めたきっかけ

実家は岩手県陸前高田市広田町にあり、サラリーマン収入が主な第二種兼業農家で、時折、うにやあわび等の漁業収入を得るという、沿岸では典型的な世帯。小学生の頃、家族が手間ひまかけて育てた野菜を市場に出荷する際、非常に安い価格帯で取引されていたことをよく覚えている。「価格を決めるのは、作った人ではないのか」と疑問を持ったことが、本事業における起業の原体験。
20代後半から、地元産品の価値、岩手そのものの良さを再認識する機会が続き、いずれ岩手の食のPRや販促に携わりたいという想いを抱きながら、複数の大手企業でのウェブ関連の企画経験を積んできた。

プロフィール

1977年、岩手県陸前高田市広田町生まれ。中学卒業と同時に実家を離れ、内陸の盛岡に下宿しながら盛岡第一高校に進学。大学で上京し、卒業後約10年間東京でウェブ関連の企画の仕事に携わる。震災当時は東京で会社員だったが、NPO法人ETIC.の右腕制度を知り、2012年2月より気仙沼ともづなプロジェクトに参画。現在に至る。